「それ、スキャットと違うで!」・・らしいです。初めて知りました・・。
音楽に知識のある方なら当然のようにご存知なのかもしれないが、私は全く知らなかった。・・知らないこと多いなぁ・・。つーか、自分が知っていることなんて世の中の一万分の一、いやさ百万分の一なのかもしれないが・・。
・・で、違うというのが こちらの歌、イントロ?部分・・
もう、”ヤマト” といえば この歌この部分、と言えるくらい著名な歌唱、昭和のアニメミュージックを代表する一曲でもある。 ソプラノで歌い上げるのは川島和子氏、初回録音時から20~30年後のヤマト・コンサートで出演された折は、当時の声質に戻されるため数ヶ月の調整トレーニングを努めて望まれたという。
よく知られ愛される曲・歌であるがゆえに後にも多くの歌姫によって披露され、近年では “海上自衛隊東京音楽隊” の 三宅由佳莉氏による歌唱が話題になった。
・・で、この曲の冒頭、歌を、否、ヤマトという叙事詩を象徴するかのようなソプラノ部分を、私は長年「スキャット」だと思っていたのだが・・、「ヴォカリーズ」なのだそうである。 「ヴォカリーズ」、私も音楽は(聴くのは)好きなので その名は知っていたが、声楽部分そのものを そう呼び、スキャットと区別されるものとは認識していなかった。
私の知る「ヴォカリーズ」の名は、ロシアの音楽家 セルゲイ・ラフマニノフによる『ヴォカリーズ』である。確かにこの曲も全編美しく悲しく遥かな歌声によって満たされている。要するに、この曲そのものの曲名と誤解していたのである・・・orz。
・ 母音のみで歌われ、また、ベースとなる曲を内包する歌唱法を「ヴォカリーズ」
・ 単母音以外の、意味を持たない言葉を即興的に用いて歌われるのが「スキャット」
だそうである。
従って、松本零士作つながりで この曲・歌は
ヴォカリーズであり、
懐かし昭和、この人のこの名曲は
は、あくまでスキャットであり、(*ヴォカリーズの内としているサイトもあり)
この曲も “ン” が母音でなく “リララ~” とか入っていることから
スキャットなのであろう。(ベース曲を内包しているとは思うが・・)
因みに毛色は異なるが 昭和の大人のみならず、昭和の少年なら誰もが知っている? この曲もスキャットであるようだ。元々、ジャズで多用されたアドリブ技法なので それに類するものであろう。
懐かしく、もどかしく、大人が羨ましいような面倒なような、
そんな気持ちを想い起こしながら味わっていただきたい・・。
本日は短め、これにて・・良い子は早くおやすみ・・w。