暑い・・、元々 “寒い” より “暑い” がマシ・・というか、基本 “寒がり” なので、真冬より真夏のイメージの方が性に合っていたはずなのだが、この歳になると もう夏の日差しと気温に太刀打ち出来ん・・。
元より、心の中にある “青い空に入道雲” だとか “井上陽水の少年時代” だとかは、基本的に元気が有り余っていた子供の頃に定着したものなので、還暦過ぎの我が身に適用できるはずもない・・。 そもそも、全国津々浦々、余すところなく舗装化されて気候変動も相まった現代の “酷暑の夏” は、”気分満開!” ところか “危険全開” である。
日中、外に出られる方、外で仕事をしておられる方など重々ご注意・養生願いたい。
あまりの暑さに頭もボケてきたのか、それとも元々か・・。身体がヘタれているところに思考もまとまらず、記事ネタを探していても右往左往する。 昭和からバブル時代にかけて “モーテル / ♡ホ” ネタを考えていたはずだが、調べる内に いつの間にか「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」になっていた・・。 まぁいいか・・昭和ネタだし・・。
「シャトウ」・・ 意味はご存知かと思う。 フランス語圏でいうところの “城” である。
・・あぁ そうか、多分 “エンペラー” とか “♡ホ” の名前から “シャトウ” につながった・・のだろう・・。
も少し正確にいうと、王侯貴族の豪奢な館、地方に建てられた凝った別荘 などを含んだ歴史的な建物のことらしい。 シャトーブリアンはそういう名前の貴族を元にする “牛肉・料理” であって、建物は全く関係ない・・。

「シャトウ」・・ この言葉を聞くと、何故か明るい真っ昼間の快活なイメージよりも、夕暮れから深夜にかけて、人里離れた森の奥にひっそり佇む洋館を思い浮かべる。 昭和時代の少女漫画に、好んで出てきそうな舞台でもある。
言うに及ばず 大ヒット曲『ブルー・シャトウ』の影響であろう。 認識や知識が薄いところに対する “刷り込み” の効果は大きい・・。
昭和42年(1967年)発売、150万枚のレコードを売り上げたそうである。現代とは桁が違う・・。 ブルー・コメッツ 最大のヒット曲にして、また あまりに売れ過ぎたので、他の持ち歌が、ほとんど霞んでしまうという弊害をも持ち合わせている・・。
当時のGS / グループサウンズ の多くが(ザ・タイガースもザ・スパイダースも)新進気鋭に、新しいロックの境地を開こうとしながらも、結果的に “日本の歌謡曲” 的な歌が大衆受けしてしまい、そちらの方に流れてゆくというジレンマを抱えていた。
この「ブルー・シャトウ」も基本的には “日本の歌謡曲” である。
作曲者の井上忠夫もこのことに悩んでいた・と、Wiki に書いてある。
しかし、音楽というものに人並み外れた知識や情熱をもっている者ならともかく、一般の聴衆からしてみれば、日本的なメロディーやリズム、サビへの展開の方が耳に馴染みやすい。 歌というものが “大衆の共有財産” であった 昭和の頃ならなおさらであろう。
おかげで、大人たちだけでなく、当時 まだ子供であった私たちの間にも「ブルー・シャトウ」は浸透した。 想像力豊かだった? 私など、探せば 日本の何処かにも、歌のような城が在るのかしらんと考えていたほどだ・・。
挙げ句、誰が作ったのかは知らぬが、こんな歌まで流行るようになってしまった。
♪ 森トンカツ 泉ニンニク かぁコンニャク まれテンプラ ・・ ♪
(続きは各自調べるように・・w)
数多のヒット曲に恵まれた昭和時代でも、このように捻られるまで愛された歌も少ないのではないだろうか。
話は少しズレるが、この「ブルー・シャトウ」に前後して発表された “美空ひばり” の「真っ赤な太陽」、♪ 真っ赤に燃えた〜 太陽だから〜 ♪ のバックをも「ブルー・コメッツ」が努めている。
非常にノリの良い歌で、こちらも140万枚を売り上げるヒット曲となったのだが・・、この歌のおかげで(ひばりの若い時代を知らない私にとって)、美空ひばり とは、何かノリと押し出しの やたら強いオバサン・・というイメージがついてしまったw。
驚くべきことに「ブルー・コメッツ」、現在も活動中であるらしい。
オィオィ、再結成か何か知らんが、いくら何でも皆 いい歳だろう? と思ってみたら、ジャッキー吉川 はじめ 多くの旧メンバーが既に鬼籍に入っていて、オリジナルメンバーは2名を残すばかりだが・・、
欠けたピースを 縁のある新規メンバーで埋め、計5人体制で頑張っているようだ。
バンド名も旧来のまま『ジャッキー吉川とブルー・コメッツ』
YouTube などを積極的に利用していないのか、現代版ブルー・コメッツの動画は見つからなかったが、機会があれば ぜひ昭和メンバー版と聴き比べてみたいものだ。
一応、公式サイトを貼っておくのでご興味のある方はご一覧を・・、
上の替え歌に因むエピソードも掲載されているのでぜひ・・。