空を飛び生贄を求め

Eko! Eko! Azarak! Eko! Eko! Zomelak!
Zod-ru-koz e Zod-ru-koo
Zod-ru-goz e Goo-ru-moo!
Eko! Eko! Hoo…Hoo…Hoo!

エコと言えば「ECO = Ecology」である。日本ではそういうことになっている。
本来の意味は「生態」とか「生態学」の意味なのだが、そこから転じて “環境の保全” だとか “自然保護活動” の意味を持ち合わせるようになって、挙げ句、無駄な消費の抑制にまで話が進んでいる。 まぁ方向性としては良いことなので、それはそれで結構なのだが・・。

されど、本日、冒頭に掲げた「Eko!」は同じエコでも雰囲気的に真逆の世界の言葉。
「Eco」が “陽” であるなら「Eko」は壮烈に “陰” の方向、一字違いでエラい変わり様・・。

 

昭和50年(1975年)より “週刊 少年チャンピオン” にて掲載開始、以降、4年にわたって続いた 古賀新一 著『エコエコアザラク』、当時、少年少女だった諸兄ならばご覧になっておられた方も多かろう。私も一定期間ずっと読んでいた。コミックスも何冊か持っていた記憶がある。

女子校生・セーラー服姿の主人公・ “黒井ミサ” にまつわり引き起こる怪事件と、それを様々なかたちで(大抵は酷い懲罰的なかたちで)解決してゆく、ホラー・サスペンスなお話であった。 稀にではあるがエロティックな描写もあったので、それを楽しみにしておられた諸兄もおられるのではなかろうか・・(他人事な文章w)

“エコエコアザラク・・エコエコザメラク・・” とは、クライマックスでミサが唱える呪文・詠唱である。冒頭の文がそれにあたり、実在の呪文であるようだ。

ユダヤ教・キリスト教・イスラム教など 今日メジャーな宗教が定着する以前の、古代土着信仰を基にした「ウィッカ」という(異端とされる)宗教の聖歌に用いられるフレーズであり、”魔女の詠唱” とも言われるそうだ。 ま、要するに悪魔崇拝の呪文の一種で、以前、記事にしたコチラに似たようなものだろう・・。

意味は・・・ 結局の所 よう解らんらしい・・w
一説には ”バスク語の・・より具体的な解釈を・・。彼の翻訳では、空を飛んで、犠牲を払い、ごちそうを飲み、そして皿を洗うという・・” という解釈だったり、「Eko」には “ここにある” という意味があるとされているらしい・・。( “Eko Eko Azarak” Wikipedia英語版)

 

悪魔崇拝はともかく、人間には何故か “怖いもの見たさ” というものがあるようで、古くから その類の話や映像は、常に一定数存在し話題となってきた。

古賀新一氏による『エコエコアザラク』もヒット作となったばかりか、何度も続編・新作が発表され、テレビドラマ、ビデオシネマ、数度の映画化、そしてゲーム化もされている。

恐縮ながら自分が見ていたのは 最初の連載の頃の1~2年であり、その後のことは全く知らなかったので、このマルチメディア化は驚きでもあった。 今回、記事に取り上げたのも「エコエコアザラク REBORN」という新規作品を偶然見かけたからであった。

まぁ、超常の力を持つ女学生とホラー・サスペンスの組み合わせならば、キャッチーな要素満載で作品として作りやすいという側面もあるのだろう。 因みに初期漫画連載の黒井ミサ嬢は “女子高生” ではなく “女子中学生” だったそうだ。(え? アレ中学生だったのか・・中学生で あのダークさって怖いな・・w)

「人を呪わば穴二つ」という言葉もある。何かと世知辛い世の中、ついぞ他人に腹を立てたり見下したり、人の心というものは何かと迷いやすく揺れやすい・・。 己は正しい、公平であると思い込むのは人の常だが、その挙げ句に下らないことで躓いてしまう。

“エコエコアザラク・・” と呪いをかけてくる人はいないと思うが、知らぬ間に人の恨みをかうことになっていれば、それは怨嗟の始まりであり “エコエコ・・” と同じような状況・・、何分気をつけて、自分を外から見つめ続ける努力をしたいものである・・。

 

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