新聞によりますと

ハイ、出オチです。ネタ割れです。皆様ご存知「ウィークエンダー」です。
「チャカチャカチャ〜ン♪ 新聞によりますとぉ・・」のアレなやつです。
昭和ブログだし 一度は扱っておかなければなるまい・・のやつです。

正確な番組名は『テレビ三面記事 ウィークエンダー』
その名が表すとおりニュース番組というより、少々下世話な世間のお騒がせネタが多く扱われていた。いわゆるワイドショー的立ち位置である。 土曜の晩 10時からという当時の “やや大人の時間” に持って来たのがミソ・・。

司会を漫画家の加藤芳郎氏が務めておられたが、なぜ加藤氏だったのだろう?
“連想ゲーム” での軽妙洒脱な話術が評価されたのだろうか? 確かに当たりが柔らかく適度にいなすような応答は、毒気の強めなこの番組のアクを上手く中和していたのかもしれないな・・。

 

時事の話題を扱うが、ワイドショーであるので あまり真面目に解説するような内容ではない。・・というより、茶化して面白おかしい方向にもってゆく番組だった。 時折、世間を騒がせる大きな事件を扱うこともあったが、大半はテレビニュースに載りそうもない(題名のごとく)三面記事なので、結果 大衆好みの世間話となる。

他人のトラブルは●の味とでもいうのか、これが視聴者の支持を得て番組は予想外の高視聴率をマークした。 自分はまだ子供であったが、親から特に禁止もされてなかったので一緒に見ていた。

いわゆる “再現フィルム” のコーナーは・・どうだろう? あの演出や俳優・女優さんってテレビ関連の人達だったのだろうか? 後になって考えても どうも日活系のスタッフによる制作に思えて仕方がないのだが・・。時折 “オ○パイ” なシーンが出てきたから余計にそう思ってしまうのだろうか・・?

ひそかに楽しみにしていた方も少なくなかろう、私はそんなことはないが・・ウン、純真な少年だったし、そんなことはない・・・w。

 

番組中のクリップミュージックは、昨年の記事『喜ばしくも悲しき結末』『喜ばしくも悲しき結末』の中でもご案内した「鬼警部 アイアンサイド」の主題曲、クインシー・ジョーンズの「Ironside」・・と、思って記事を確認したら音楽ソース貼ってなかった・・ので、この機会にリンクしておく。

緊張感を煽るような曲調なので 事件の報告には持ってこいの音楽だが、何せ基本姿勢が “お笑い重視” なので、鬼警部も草葉の陰で呆れていよう・・。笑っているかな?

リポーター役、青空はるお、泉ピン子、桂朝丸(当時)、水の江瀧子、すどうかづみ 辺りが記憶に残っているが、何故か「Gメン’75 / 面影」の しまざき由理 も出ていた。あの番組には少々 大人し過ぎた感もあったが・・。

泉ピン子は 事実上この番組でデビューし、下ネタも気にせず言いたい放題 笑いの渦、一躍人気者になったが、同時に婦人団体から “ワーストタレントNo.1” にも指定された。

桂朝丸もまだ30代そこそこ、若さにまかせてイケイケ路線でやっていたが、やり過ぎたのか番組の最中に、取材した男性(事件の被疑者)から抗議の電話が掛かり これに朝丸が応答、その状況をそのまま放送という一幕もあった。

 

事程左様に、世の事件=他人のトラブル・不幸を笑いのネタにするという側面が強かったため、高視聴率を誇る(30%台、今では考えられないような数字)のと同時に、多くの非難にも晒された。

しかし、何のかんの言われながら、後半では視聴率も先細りになりながらも、その放送は約9年間 計465回 にわたって続けられた。

確かに現在であれば到底 作ることが出来ないような番組であろう。
しかし、世の中で起きる不幸の本質も、それを取り巻くメディアや社会の本質も、基本的には何も変わってないのではないか。 多少、外面が小ぎれいに取り繕われただけのように思えるのだ。

結局のところ、人間にとって一番の関心事は人間そのもの、他人と自分の相対関係なのである。

 

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