Re: 指圧の心

今回は「昭和テロップ」立ち上げ時のローンチ記事からリアップしてお送りしたい。

リアップと言っても・・まあ要するに “焼き直し” というか “手抜き” でもある・・お許し願いたい。

昭和中盤を知る人でこのフレーズを知らぬ者はいないであろうほど世に知れた掛け声、「指圧の心は母心」テレビの昼間番組「アフタヌーンショー」の一コーナーで一躍有名になった。

~ 指圧の心は母心、押せば命の泉湧く ~
大人だけでなく子供でも知っていた超ヒットフレーズだ。

浪越徳治郎氏、現代でも一般的に知られる「指圧」の呼称を創案した方とされている。
戦前に自らの手で指圧の技法を確立、日本指圧専門学校を起こされた。

快活な性分の方であったようで、テレビ番組やその他のメディアにも積極的に取り組まれ活動を続けられた。 マリリン・モンローやモハメド・アリをはじめ各界の著名人に指圧を施されたことでも有名である。

 

一躍テレビ番組でその名と大いなる笑い声を知らしめた徳治郎氏であったが、世相の為せる業かメディア業界の悪い癖か、健康的な内容であるにも関わらず、どことなくセクシャルなイメージを醸し出していて、果てはこのような映画まで作り出してしまった。

左上に書かれる扇情的なキャッチコピーは収益性を求める配給会社によるもので、映画そのものの内容は指圧のハウツーもの以外のなにものでもなく、至って地味なものであったらしい。

 

何かレコードまで出されていたようだw

指圧そのものに対する医学的知見は未だ不明確なものの、押す場所を心得ての指圧は誰にでも解る気持ちの良いものであるし、疾病の予防や治療はともかく、素人でも浅い領域であれば快感や爽快感を得られる手軽な心身健康法であるように思う(素人マッサージレベル)

仕事や勉強、世間のしがらみや煩わしさなど私達の心身を疲弊させるものは五万とある。
そんな時、家族の間で施す軽いマッサージや指圧は結構な効用があるのではなかろうか・・。 浪越徳治郎氏はそんな指圧を一般に普及させた偉大な御仁であったのかもしれない。

 

 

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