どんなやつら?

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既にご存知の方も多いと思われるが、本年2022年「うる星やつら」がテレビアニメでリブートされるそうだ。 「高橋留美子の傑作ラブコメ「うる星やつら」再アニメ化でティザーPV公開」 初回のTV版「うる星やつら」から36年ぶりの復活となる。

なんだかんだ知恵を絞り(多分 絞っているのだろう・・)色々な企画を出しながらも、中々にヒット番組を生み出すのが難しい昨今のテレビ局・番組制作会社、ついつい、人気のあるマンガ作品の実写ドラマだの、人気芸人を集めてのバラエティだの、即効性・・というか、目先の利に寄った番組作りに終始してしまい、それがまたテレビ離れを引き起こす悪循環に陥っているような気がしてならない・・。

そんな中で昭和後半の大ヒット作品である「うる星やつら」をリブートさせるのは、ユーザー層が限定されるものの、ある程度 安定した視聴率が見込めると踏んだためだろうか・・。

 

1978年~1987年(昭和53〜62年)の少年サンデー掲載、1981年〜1986年のテレビアニメ放送、原作に前後しながらも5年にも渡って続いたアニメ番組も珍しいが、当時、双璧とも言えた「Dr.スランプ アラレちゃん」も ほぼ同じ放送期間だった。

確か、作者 高橋留美子氏の初期作品「勝手なやつら」を下地にリファインされて発表されたものと記憶しているが、それまでのギャグ物と異なりキャラクター 一人一人の個性が際立ち、それらが有機的に結びつき、ストーリーも変化に富んでいたため 後のマンガ・アニメ作品に多大な影響を与えた。

テレビの方は制作上、各話の脚本や演出(監督)が複数人 存在し、この作品に関わったところから職歴を上げ、名を知らしめた人も少なくない。

押井守 氏もそんな一人であろう、第101話「みじめ! 愛とさすらいの母」で奇矯な作風を表したが、バランスのとれたスタンダードな作品作りにも卒がなかった。

完全オリジナルとして公開された劇場版 “うる星やつら” 初期2本の監督を務め、1作目「オンリー・ユー」では、まるで最終回を思わせるかのようなキャラクター総出演、大盤振る舞いの王道エンターテイメント作品を仕上げ、対して2作目「ビューティフル・ドリーマー」では “オシイズム” 炸裂の特異な作品を披露した。

残念ながら「オンリー・ユー」で好評を示していた原作者・高橋留美子氏からは、あまりに原作を逸脱し(否、原作を換骨奪胎した)「ビューティフル・ドリーマー」は “押井守のうる星やつら” として難色を示されたようだが・・。

(あくまでも私個人の感覚だが・・)「ビューティフル・ドリーマー」は確かに「うる星やつら」と世界観を異にするものの、ラムとあたるを中心として展開されるリインカーネーションの世界は彼女らとの融合を見事に果たしていて、決して「うる星やつら」を蔑ろにした作品ではなかったように思う。 ラムやあたるやメガネや面堂居てこその「ビューティフル・ドリーマー」だったと思うのだ・・。

 

個人的な好みで恐縮だが、実は結構な “押井 信者” である。彼の作品は実写・アニメ問わずリリースされるもの大半見てきたが、その原点はやはり「ビューティフル・ドリーマー」であったし、同じように思われる方も少なくないのではなかろうか。

話が脱線するし 押井作品を好まれない方も必然おられるであろうから、これに留めるが、彼がこの作品を足掛かりに、独自の世界観を確立させたのは事実であろう。

 

一介のドタバタ+ラブコメであるはずの「うる星やつら」が、世代を超えて愛され続ける理由、それは この作品が単なるギャグドラマに留まらず、愛や苦悩、運命や世界観の異なる者たちの葛藤など、その中に様々な要素を含んでいるからに他ならない。

一見してそんなものどこにも描かれていないようにも思えるかも知れないが、少なくとも漫画版の方を通して読まれた方ならご存知なのではなかろうか・・。 高橋留美子という人の “引き出しの広さ・深さ” を早くから知らしめた作品でもあったのだ。

 

36年ぶり・・、初回の放送終了後も数々のオリジナルビデオ作品などリリースされて来たが、さすがに平成に入って以降はラムちゃんやあたるの姿もネット上の画像などで見られる程度に留まっていた。

つまり、現在40歳代より若い世代の人には、事実上初めての出会いとなる。
おそらくは原作のイメージそのままに 各部をリファインされた形でのリブートになると思われるが、現代の若者たちにとって「うる星やつら」はどう映るのだろう・・。
作品の出来とともに興味が尽きない・・。

© 小学館 / 高橋留美子

 

追筆 : いわゆる “コスプレ” でも定番? で用いられる「ラムちゃん」だが、今回、調べていく上で2019年に “深田恭子”さん がCMで その格好をされたことを知った。

あぁ、グラマーな美人だからね!・・
・・と思ってググって見たらビキニと違うやんけ!(^_^;) ウ~ン 可愛いけどドウナンダロコレ・・ ドロンジョ様の方がバッチリだったような・・。

代わりと言っては何だが、石田純一氏の子女 “すみれ”さん という方も “ラムちゃんコスプ” をやっておられた。・・こちらはまあオリジナルスタイルのラムちゃんだね。
漫画やアニメの顔を実写に移し替えることそのものに無理があるが、”すみれ”さん の顔立ちは明るいラムちゃんのイメージに合ってるような気もする・・w。

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