オーディオの時代とTVCM vol.02

 

寒がりの私には冬の季節は辛い、この歳になっても夏の日差しを夢見てしまう。夏のジリジリ焼きつくような暑気も辛いが冬の凍てついた朝を恋しく思うようなことは無い。まぁ基本的な人格がダラケ方向なのかも知れない。

・・で、何を言いたいのかと言うと前ポストで書いた「BCL戦争」だが何故か自分には‘夏’のイメージがつきまとう。
昔の、子供の頃の記憶と言うと夏のイメージがつきやすいものだがそれを除いても尚、BCLブームの激しい競争合戦とベリカード収集に興じた当時の少年たちのヒートアップぶりは記憶の片隅に焼きついて離れないもののようだ。

 

東芝 サウンド750 辺りから始まったラジオの復権ムーブメントは各社から次々と発表される高機能機種へと引き継がれてゆき、国内外ラジオ局の日本語放送+ベリカード収集という伴侶を得た事で爆発的にヒットした。
ブームの隆盛に反し多くのラジオ局ではその対応に苦慮したほどであったと言う。機種としては最終的にナショナルのクーガー115やSONYのスカイセンサー5900、東芝 TRY-X 2000 辺りでニーズのピークに達した後はいつしか潮が引くように時代の彼方へと押しやられていった・・。

その後、FM放送の多局化の話題やAMステレオ放送の開始など時々に応じたトピックは有ったもののラジオが時代の花形となる事は(災害時を除いて)無かったのである。

 

 

一方BCL が終焉を迎えようとしていた頃、ポップなブルドッグの絵とともに新たなコピーがこだました。
「 You-oZ / ユーオーゼッツ!」コンポーネントオーディオ「テクニクス You-oZ」の登場である。

既に幾多の名器を生み続け「Technics 7」などの発表で磐石たるシステムを築きつつあったナショナルがBCLの次のムーブメントとばかりに若年層をターゲットとしたエントリークラスコンポーネントの発表であり当時としては画期的な出来事でもあった。10万円を切る価格設定、縦型ラックの提案など意欲的な内容で前記事のラジカセに続くパーソナルユースとしてのオーディオの試金石となり後の「コンサイスシリーズ」などへの道筋を作ったと言っても過言ではない。

 

 

因みに永年ナショナルとライバルを張ってきたSONY もこの頃にはオーディオラインナップを拡充させ「Concert」シリーズを展開していた。こちらのCMも斬新でリスニングルームに居並んだクラシックの巨匠達(・・のモデルさん)のバックに当時人気絶頂だった山口百恵の[ひと夏の経験]がミスマッチングに流れ、バッハ(?と思われる)が「モモエチャン・・」とため息混じりにつぶやく図が面白く印象に強く残っている。 上で夏のイメージと書いた事がここでも奇しくも関わっている w?

 

BCLブームが過去のものとなってゆく中 ナショナル、SONY 以外の各社もそれぞれオーディオ部門の充実を図っていた。東芝「Aurex」サンヨー「OTTO」三菱「ダイヤトーン」など、オーディオ専業メーカーである「アキュフェーズ」「ラックスマン」「トリオ」「TEAC」らとともに 数年後に訪れる第2次オーディオブームへと歩を進めてゆく。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA