お知らせ &「パリの裏町」

いつも昭和テロップをご訪問頂き誠に有難うございます。

小さなお知らせではございますが、昭和テロップは明くる11月2日分投稿記事より、その公開時刻を変更させて頂くことになりましたので、ここにご案内させて頂きます。

変更

現在 毎週 火曜日 金曜日 の午前0時10分 に公開

11月2日より 各前日の午後9時(21時)に繰り上げ公開 に変更

火曜・金曜の日の始まりである午前0時頃に公開スタートして参りましたが、もう少し早い時間帯の方が使い良いとの ご意見を頂き、3時間ほど前倒しさせて頂く形としました。

とりあえず、建前としての公開日は “毎週 火曜・金曜” のままですが、公開自体は “月曜・木曜の夜9時” となります。 FacebookなどSNSでのプロモーションは従来どおり当日午前中を目処に発信させて頂く予定です。

今後とも昭和テロップを宜しくお願い申し上げます。

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本日は1975年公開のフランス映画「フリックストーリー」から、エンディングテーマを一編ご案内して締めさせて頂こうと思います。

 

『フリックストーリー』

その生涯において 36件もの殺人・傷害事件を起こしたといわれ、フランス史上最凶の犯罪者と伝わる “エミール・ビュイッソン” 、 一度は捕まり収監されるも不意をついて脱獄、市民を恐怖の底へと巻き込みながら、かつての仲間や手下の元を渡り歩きパリの夜陰に紛れてゆく・・。

この凶悪犯を執念で追い続け、3年間の追跡、死闘の末、ついに捕えた伝説の刑事 “ロジェ・ボルニッシュ” の苦闘を描いたドラマ・・。 実在の事件と経緯をロジェ本人が書籍化したものを、アラン・ドロンが気に入りポルニッシュに交渉、映画化に至ったと言われている。

* 実在のロジェ・ボルニッシュ(Roger Borniche・左) と エミール・ビュイッソン(Émile Buisson・右) 文字クリックで画像開く

主人公でありながらも一歩引いた演出でリアリティを追求するドロン=ポルニッシュ、作品全体的に派手な活劇は少なく、クライマックスの逮捕劇のみ迫真の緊張感を伴う。

エミール・ビュイッソン を演じる ジャン=ルイ・トランティニャンの演技も秀逸で、一見、地味で真面目そうに見える相貌に、そこはかとない狂気を滲ませながら次々と凶行を重ねてゆく。 ドロン、トランティニャン 共々 役にハマり込み、リアル至上の作品と仕上げている。

ドロン主演の映画としては もひとつ光が当たらない。派手なヒーロー活劇を期待する向きには肩透かしをくらう。
総体に暗く朴訥としているが、滋味溢れる作りで、勝手な想いながら 古き良き時代のフランス映画の終端に位置する作品ではないかと思っている。

 

フリックストーリー エンディングテーマ 「パリの裏町」

 

 

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