夏が来れば思い出す〜♪ (ご存知、童謡「夏の思い出」)
私の場合 “尾瀬” ではない、”Advertise” である。
“アドバタイズ=宣伝 / 広告” 、何故わざわざ英語なのかと言うと、ついさっき気づいたからである。50年かかってようやく今かい!といった感じ・・ orz。
Advertise(宣伝)+ Balloon(風船)=「アドバルーン」
なるほど、アドとバルーンでアドバルーンだったのか と、誰でも知ってそうなホンマにしょーもない事をホンマに今さらながらに気づいた・・ ホンマに血の巡り悪いですな。
別に “夏” 限定というわけではなく、四季?を通じて揚げられていたのだろうが、何故か私には天を衝くかのようにモクモクと湧き上がった入道雲、それを背景にそびえ立つデパートの屋上から舞い上がった “アドバルーン” に(形容のし難い)思い入れがある・・。(Facebook 個人アカウントの背景にも使っている)
“夏の思い出” というと、子供の頃の夏休みをイメージする人が少なくない。
“責任” を課されることなく、学校という括りからも開放されて、なおかつ、あらゆることに興味を抱いて行動できる少年・少女時代、人生において最も光に満ちた時だからだろうか。
明確な記憶が有るわけではないが、夏休みに “お出掛け” だか何だかデパートに連れていってもらったのだろう・・ そこに行けば何でも揃っている、玩具売場だの屋上遊園だのレストランだの楽しみ・喜びが待っている・・
アドバルーンはそんな夢の国を象徴する “虹色の旗” だったのかもしれない。
現在もアドバルーン広告は残っているらしいが、昔のような勢いはない。
高層建築物が増えて目立たなくなり広告効果が薄れたこと、広告構造物に対する規制が強化されたことが主な要因らしいが・・、寂しいながらも稀に見掛けるアドバルーンを見る度に、暑さをものともせず走り回っていた夏を思い出すのだ。
そして、もうひとつ、こちらはもっと入道雲に近い “Advertise(宣伝)”
「夏休みの宿題は涼しい午前中に!」 と言われたものの中々に進まず畳に仰向け、まさに “ボ〜ッ” っと無為の時間を過ごしていたとき聞こえてくる 「皆様・・こちらは・・○○・・大売り出しを・・」
廃品回収ではない、正真 “天の声” と言うべきか、主にセスナ機を使って行われる「宣伝飛行」である。
道を歩いていても、家の中に居ても、すべからく広域に伝わるのが利点である反面、反響などが伴うと、もうひとつ何を言っているのか分かり難いのが欠点でもあった。
こちらも現在、請け負う会社は残っているものの、その数は全盛期の数十分の1以下だとか・・。 騒音規制の影響が大きいようだが、他方、行政広報や災害予防の呼び掛けに使われることもあるらしい。
現在のように暴力的な暑さとは感じず、かと言ってエアコンさえ無かった “あの夏” の時代、降り注ぐ陽射しに汗を拭いながらも 人は空を仰いでいた。 世情が上向きなれば人々の目指す方向も上向き・・、今後、そのような世が再来するかどうかは分からないが、いつの時も変わらず「上を向いて歩こう」でいたいものだ・・。