並み居る “正義の味方” 昭和ヒーローものの中でも私にとって「仮面ライダー」はやはり別格である。 大袈裟に言えばこの歳になっても「JAYWALK(当時J-WALK)」の歌「その胸のヒーロー」の如く胸の奥底に小さな灯火が息づいている。
藤岡弘氏によるライダー1号も捨て難いが、個人的には佐々木剛氏扮するライダー2号の方が好きだった。技の1号・力の2号と謳われていたが、ヒーロー然としてカッコいい藤岡氏よりも、チョッと丸顔で力強そうな佐々木ライダーに親しみを感じていたのかもしれない。
ウチの息子どもは子供の頃「ポケモン」や「遊戯王」派であり、いわゆる “平成ライダー” シリーズを見ていなかったので、親であるこちらも新しいライダーはさっぱり分からない(そもそも “V3” の初頭以降 ライダーシリーズを殆ど見ていない)
連綿と続く仮面ライダーシリーズ、今ではいったいどれほどの人数になったのか? 50人位にはなったのかと調べてみれば、その数何と100人をゆうに超えるそうな・・ そりゃもう分かりませんわw
※ 正確性は不明だが(オマケに2018年の板)こちらのスレッドが笑える
いつの間にか “バッタ・昆虫” の束縛から逃れ、中にはバイクに全く乗らないライダー、魔法を使うライダー、V3ではない3号ライダー、どう見てもヒーローらしからぬライダーなど、脳内硬化の始まっている私などには「何だ そりゃ?」なフレームワークだが、次から次へと新ライダーを生み出さなければならない制作側、100人をも超えようという数にもなれば流石に “イタシカタナシ” といったところなのだろう・・。

時代を超えて子供から大人にまで愛される “仮面ライダー” だが、インターネット時代となってから折あるごとに注目されるキャラクターがある。 個人作であるが悲哀に満ちたストーリーも創作されており、ある意味愛されているような雰囲気さえある。
凶悪な怪人でもなければ大幹部でもない。「戦闘員」である。
それも ライダー1・2号に登場した全身黒タイツでスカル模様の “第2次ショッカー戦闘員” である。 「戦闘員」というワードの基本イメージとも化している。
いわゆる “ザコキャラ” であり 頭数合わせ、使い捨ての下っ端であるはずなのだが、それだけに何事によらずストレスな現代社会、シンパシーを感じる人も多いのだろうか・・。
見方によっては限りなく増殖してゆくヒーローに対して、ただ排除されてゆくだけの役回りを演じ続けることが宿命付けられている ”下っ端” に対する哀悼と親近感が、スカル戦闘員に結実しているのかもしれない。
放送地域の違いからか、それとも平成以降 段々テレビを見ない生活となったからか、以下のCMを全く知らなかった。 これを貼り置いて本日は終わりとしたい。よく見知っておられる方にはゴメンナサイ・・。