裾のサイズもしくは前後ろ

 

昭和40年代も後半に差し掛かる頃には、ファッションの分野でもそれまでの常識を覆さんばかりのアプローチが見られるようになっていた。(ファッションの歴史に造詣がある訳でもないので正確なところは解らないが・・)

当時、子供から若い世代にかけて既に定着していた “ジーパン” をはじめとして、カジュアル系パンツ(ボトム、当時の言い方ならズボンか)の裾幅がやたらと広くなったものが流行した。

横から見れば腰の部分から長台形のごとく直線的に広がってゆくものを「パンタロン」 膝の辺りまでタイトでその後広がってゆくものを「ラッパ」と称していたように記憶している (・・間違っていたらゴメンナサイ)
いつの間にか「ベルボトム」とかいう名前に移り変わっていた・・。

 

女性の履くスカートの方もこれまたえらいことになっていて、地面に擦りそうな程にロングサイズに徹したものを「マキシスカート」と呼んでいた。(実際、デパートの中で裾を汚しながら歩いている女性を見掛けたことがある)

さすがに使いづらかったのか「パンタロン」や「ラッパ」ズボンほど定着しなかったが、やはり流行の最先端、ブラウン管の向こう側では芸能人やモデルさんたちのマキシスタイルをよく見掛けた。

 

サイズではなく柄?というか、ズボンの前後ろで色味の異なる布地を使いツートーンカラーにしていたものも結構出回っており、自分もラッパ+ツートーンカラーのデニムパンツを好んで履いていた。

ズボンの幅もスーツの襟もネクタイの太さも、広くなったり細くなったり・・ いつの時代も流行というものは そういうものなのだろう

そう思うと、ここ20〜30年程か近年に近づくにつれ大きな流行というものを見掛け難くなったような気がする。 ありとあらゆるスタイルが提出され消化され、個人個人の価値観が尊重された結果「流行」という名の社会現象は最早起きにくくなっているのだろうか・・。

 

PS : アイキャッチ画像は今回の「ラッパ」「マキシ」ネタとは直接の関係は無い。 私個人の感覚として、ファッション文化においてもエネルギッシュな時代だったイメージにして、宇野 亜喜良(うの あきら、グラフィックデザイナー)氏の絵がどうしても脳内でマッチングしてしまうので部分的に引用させて頂いた。

 

 

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